旅の二日目は富士山登山に挑戦
そして二日目
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| じゅにあちゃん、きびだんごじゃだめかな? |
おうちのスイングドアをそとにでた
(じゅにあ注:店長さんちのうら口お勝手口のドアにねこ用スイングドアがついている)
店長さんはまだぐっすりおねむだ
まずむかうのはいつものくみたんさんち
こんどは、きびだんごじゃなくておにぎりにしてもらっている
なにしろ、きびだんごは甘すぎて
高脂血症になっちゃうかもしれないからね
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| ブドウ糖にはポリフェノール入ってない |
みんなも「こーしけっしょう」のしりあいがいたら
あまいものはひかえるように、いってあげようね
そういうひとほど、あまいものと果物が大好きだからね
果物も、果糖がはいっているので分解された糖分が
中性脂肪に合成されて
それでも体内であまっちゃうと
おなか回りの脂肪になっちゃうらしいよ
だから、くだものといえども油断大敵なんだ
もうひとつ、ミニ知識だけど
ブドウ糖ってあるでしょ
なんだか、体によさそうな名前だけど
これも、砂糖や果糖と同じ糖分なんだ
だから、名前にだまされちゃいけないよ
けっして、
ブドウ糖っていうからポリフェノールが豊富ってことはないからね
高脂血症、あれ??
何の話しだったっけ、そうだ旅の二日目だ
それはそうと、どこまでいったんだ?
あ、まだくみたんちまでついてなかったか
あちゃーー
で、
くみたんさんちのお勝手口をとんとん
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| じゅにあちゃん、おもちゃはおいていきなさい |
この瞬間が一番キンチョーするよね
「おはよー、じゅにあです」
「あらあら、じゅにあちゃん、おでかけ?」
で、おにぎり2こ、いただけるパターンと
「じゅにあちゃん、ちょっとまってね、いまたまごやきを焼いてるから」
っていうことで
たまごやきのきれはしを追加でゲットできるパターン
だいたいくみたんさんは家族のおべんとうに卵焼きを入れてるからね
そして
ぼくは黄色の食べ物は何だって大好きなんだよね
おにぎりも、できればごま塩よりものりたまをお願いしたいところだね
まあ、そんなぜいたくは一度もお願いしたことないけど
それで、くみたんさんに見送られながら、国道を西の方にすすんでいく
このあたりは前回の第1話と同じ展開だよね
そのうち、
パトロール限界線をとっぱして
旅の領域に突入するんだ
さらば、ふるさと
で、きょうもあてのない旅に出るんだけど
今度こそ野宿しなくっちゃ
っていうのが、今回の旅のかくれたテーマになっている
なにしろ前回の第1日目は、ふかくにも
日帰りの旅になっちゃったからね
今日めざしているのは富士山だ
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| おとこのロマンだ |
おとこのロマンとしていちどは富士山に挑戦してみたいからね
で、富士山5合目までついちゃった
ここまで、東京から自転車で、きちゃう人がいるって聞くよ
それから、走るように富士山をよじ登っちゃうんだって
そういうひとが富士山の登山ガイドとかしてくれたら
たのもしいだろうなぁ
って、思っていたら、そういう登山ガイドさんがホントにいるらしい
そのひとは帰りも自転車で東京まで帰っちゃうらしくて
交通費を浮かすにはそうするしかなかったのかどうか知らないけど
おとこのなかのおとこって気がしたね
そのひとは、スパッツをはいて、汗が蒸発しやすい服を着てたけど
リュックには上着もしっかり準備してるって言ってたよ
富士山には登山ルートが何個かあるらしくて
富士吉田ルートとかきいたことないかな
ひみつの富士山登山ルート
- スバルライン五合目からのぼる吉田ルート
- 須走口五合目からのぼる須走ルート
- 御殿場口新五合目からのぼる御殿場ルート
- 富士宮口五合目からのぼる富士宮ルート
があるんだ
どれも、5合目スタートなんだけど
自動車がのぼれるのが5合目までだからしかたない
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| このさき行き止まり? |
ボクの場合も休憩して、よっこらしょって、いって
じゃあ登ろうかと思ったのがぐうぜんにも 富士スバルライン5合目だったんだけど
そこには観光バスがうじゃうじゃ停まってたよ
富士山って3776mだよね
5合目ってことは半分の1800mくらいなのかな?っておもったら
御殿場口新5合目がいちばん低くて1440mしかないよ
一番高いのは富士宮口5合目で2380mまで自動車が行ける
だから、ふつう登頂まで6時間かかるけど
低いところスタートだと7時間
高いところスタートだと5時間で登頂できちゃうんだ
登山で7時間って、そんなに長い時間じゃない
縦走したりすると10時間くらい歩き続けることもあるからね
ボクはネコだから人類みたいに無理はしないよ
人類が1日かかることはボクだったら2日でやってしまうし
人類が1時間に4kmしかあるけなかったとしても
ボクだったら1時間に2kmもあるいちゃうよ
だからね、
ボクは今晩山小屋にとまるつもりだよ
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| のきさきをおかりしまーす おてつだいもするね |
そうしたら、日帰りする心配もないからね
わくわく、たのしみだなぁ みんなは、どんな荷物もっていくのかなぁ?
ちょっと、お荷物チェックさせてね
チェックリスト
- 水2-3リットル
- お菓子、甘いもの
- 山頂でのたべもの
- 上着、防寒具、雨具
- 手袋
- 寝袋(山小屋泊なら)
- しっかりしたクツ
- ライト
そのほかにも必要最小限じゃないけど、あると便利なものがコレだよ
リスト外品
- 缶ビール(山小屋でみんなに飲まれちゃうので注意)
- おつまみ(山小屋では夜更かし禁物)
- 着替え(山小屋泊だったら)
- コンロ(重くてもいいなら)
- テント(山小屋がいやなら)
荷物を準備しているときが一番楽しいっていうよ
だから、せいぜい荷造りだけでも楽しんでね
楽しみすぎると、
地獄の特訓みたいな荷物になっちゃうから
気をつけようね
富士山は7合目くらいにある山小屋で水の補給ができるから
1日分の水でいいかもよ
登っている途中で、雪が降り始めた
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| このあと、ふぶきになっちゃった |
ぶるぶるぶる
夏なんだけどホントに寒い
急に寒くなったり雨になったりしやすいから
ふだんTシャツでもさっさと、上着や雨合羽を取り出せるようにしておくといいよ
ボクは、毛皮に雨があたらないようにするしかない
毛をたてていれば寒さは防げるんだよ
天気がバシバシ変わるのは午後のほうが多いのかなぁ
翌朝はずっと、おだやかな無風状態だったからね
3時間も歩くと
山小屋に到着するんだけど
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| いらっしゃいませー おにかいへごあんなーい |
まだ夕方4時にもなってない
山小屋までたったの3時間位なんだけど これで足ならしと、低気圧になれる準備をすることになるよ
山小屋のばん御飯ははやいから
さっさと到着しようね
ボクはみんなのたべてるカレーをちょっとずつなめさせてもらったよ
それをくみたんさんのおにぎりにつけて食べると、もう絶品!
そのまま、山小屋の縁の下で、気絶したようにねむっちゃったけど
人類も夜8時くらいにはもうねむったみたいだ
ビールぷしゅってやってる時間があまりないから
さっさと飲んじゃおうね
(だから酔いが早いといううわさが)
どうしてそんなに眠りいそいでるのかというと
出発が早朝だからなんだよ
それも超早朝(活舌悪いといいにくいよ、ちょうそうちょう)
時間にして午前0時から午前2時の出発なんだ
なかには、起きたら、ハミガキして、ヒゲそって、うんこして、顔洗う
そんなひまもなく出かけちゃう人がいるから
前の晩にしっかり準備して寝るといいよ
ベットはどうなっているのか、心配する人も多いと思う
ここで、質問タイムとして3つくらいまでなら質問に答えたいと思う
- ベットはどうなってますか?
その上に寝袋(シュラフ)をかぶって寝るといいんじゃないかな
それから、常識的には男性用女性用って分けてもらえないこともあるから
いっしょにいるグループで固まるようにした方がいいよ
人が多い夏なんかは、互い違いじゃないと場所がないこともあるよ
あと、質問が多いのはパジャマだけど
- パジャマに着替えてますか?
マクラは荷物をまるめて使うのが玄人(くろうと)だと思う
それから、くろうとは、ビニール袋を夜中にガサゴソさせない
寝てる人に迷惑かけちゃうからね
- トイレが有料なんですけど
ボクは砂かけとけばいいけど、人類の場合はしっかりお金を払っていこうね
富士山登頂には小銭が必要だよ
小銭の音だけさせてる人類もいるにいるけどね
さて、
もう早朝出発したあとの話しだよ
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| ヤーホー メガホンはひつようだ |
午前2時くらいまでに出発すると、もちろん山小屋も山小屋の外もまっくらなんだ
だから、ライトがあるといいよ ヘッドライトでなくてもだいじょうぶ
家から、非常用懐中電灯をもってきてもいいんだ
小さいヤツで十分だよ、明け方までの2~3時間足元を照らしてくれればいいんだから
ボクの場合は夜目がきくのでライトはいらない
そのかわり、フラッシュライトとか強い光をみると目がつぶれる
だから、みんなもネコにサーチライトをあびせるのはやめてくれよな
みんなしってるかな、人類は色がわかるみたいだけど
犬やボクたちねこは色弱なんだよ(白黒にしか見えない)
どうしてこうなってるかわかる?
ボクたちねこは、むかしむかし
他の動物たちと熾烈な生存競争をしてたからなんだ
そうすると、相手が苦手とする夜を克服する必要がある
夜に目が利くようになるためには、色の情報を犠牲にしなくちゃいけなかったんだ
これも、ネコのほうが人類より進化している証拠なんだよ
だから人類もそのうち白黒画像に進化できるはずだ
何万年あとだと思うけど
さてさて、
夜を徹しての行軍なんだけど
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| わしが、しゃかじゃ |
みんながもってるライトの行列が1kmも2kmもつづくのは
富士山の風物詩だ これはね、遅くおきて出発してもみられないよ
だれよりも早くおきて、行列の先頭からみてないと
ライトの行列はわからないからね
こういうのを、早起きは三文のトクっていうよ
しばらく、みていると
芥川龍之介作「蜘蛛の糸(くものいと)」のお釈迦さまの心境にもなれる
さらに、三文どころか、かけがえのない経験ができるのはこの1時間後くらいだよ
だんだん、空が開けてくるんだけど
富士山の頂上に日の出まえに到着できた人だけが
ご来光(ごらいこー)をみることができるんだ
もちろん、登山途中の人もみることはできるけど
みんながみんないうよ「やっぱり山頂から見るご来光は違うよね」
(ボクには、そんなにちがうようにはおもえないんだけど)
それをきいた登山途中のご来光を拝んだひとびとは
「くやしー、もっと早起きするんだった」
って思って、翌年も富士山登山のリベンジすることになる
富士山人気はこういうところからきているんだろうね
何年も富士山に挑戦している人は
せっかく早起きしても、毎年、ご来光にまにあわなかった人に違いない
(おしまい)















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