ボクはネコのじゅにあだ。カトリック(キリストきょう)でいう「そうぎ」は「てんごくへいったよ」って、みんなにつたえることなんだ。もちろん、みんながおいのりするのもある。「せんれい」でキリストにむすばれたヒトは、ふっかつでもキリストにむすばれる。「しんこう」をせんげんする「ば」だ。
カトリックにおける「葬儀」ミサ
この世に生を受けたわたしたちにとって、唯一確実なことは、いつか必ず「死を迎える」と云うことです。
「死」を見つめることで、命の大切さ、心の安らぎ、死に向かう方との限られた時間をより良く過ごすことを大切にしています。
キリスト教における死と葬儀
葬儀は地上での関わりが終わったことを公に告知する場です。
「洗礼によってキリストの死に結ばれた人が、その復活にも結ばれる」という信仰を新たにし宣言する場、とされています。
臨終から葬儀まで
臨終
死が迫っているときは、早めに教会の司祭に連絡します。
可能であれば、ゆるしの秘跡と聖体拝領の機会を司祭にお願いします。
・連絡先の電話番号と氏名を申し出る
・司祭から折り返し連絡がある
病院でお亡くなりになったとき
病院でお亡くなりになったとき、医師による「死亡診断書」、遺体の処置があります。
そのため遺体が病院から出るまでには2~3時間かかるようです。
病院で葬儀社を紹介されると思いますが、教会の葬儀に精通していないようでしたらご遺体の移動のみをお願いするとよいでしょう。
できれば教会を通して葬儀社を紹介してもらうほうが、司祭との打ち合わせがスムーズです。
遺体は葬儀社に依頼して寝台車でご自宅か、教会に移動させます。
教会に直接ご遺体を移すことができるか、事前に司祭と相談してください。
教会に移す時は、死亡診断書が必要です。
自宅で亡くなったとき
医師を呼び、「死亡診断書」を作成してもらいます。
そのあと教会に連絡して下さい。
連絡方法は病院で亡くなったときと同様です。
教会への連絡に際しては、連絡先の電話番号と氏名を伝えます。
教会から折り返し葬儀に関する打ち合わせのための連絡があります。
通夜、葬儀ミサに関する打ち合わせ
葬儀の打ち合わせは、多くの場合、教会で行われます。
遺族、司祭、葬祭係、葬儀社が参加します。
打ち合わせに必要な情報として、次のようなものを準備しておきます。
・故人の氏名、洗礼名、年齢、生年月日、受洗教会名、教会員との続柄、死亡日時、死亡場所、死亡原因等
・喪主の氏名、故人との続柄、連絡先
・葬儀の場所:自宅、教会、斎場等
・葬儀の形態:家族葬、密葬、普通の葬儀、公の葬儀、参列者の予想
・遺族の意向:納棺、通夜、葬儀ミサ、告別式、聖書朗読、聖歌等
一般的には死亡の翌日が通夜、次の日が葬儀ミサ、告別式となります。
ご遺族の希望が優先されますので、その限りではないことがあります。
また、火葬場の日程に合わせることも必要です。
火葬場の日程については葬儀社が手配をしますが、習慣として「友引」の日、火葬場は休日の場合があります。
また、教会では「聖週間の三日間」と主の降誕、主の公現、聖霊降臨の主日と日曜日の定刻のミサでは葬儀ミサを行うことができません。
これらの要因をあわせて通夜・葬儀の日程が決まっていきます。
通夜(納棺)
故人を偲び、遺族の方々と故人を神にゆだねるために通夜が行われます。
通常は教会で行われます。
自宅や斎場で行うことも可能です。
参列者への労をねぎらう意味で、通夜の食事を供応されることがあります。
教会によっては、スペースの都合上、教会内でできる場合とできない場合があります。
打ち合わせの際に確認しておきましょう。
・納棺(柩は葬儀社が手配)に際して、司祭の立会いが必要なときも教会に連絡します。
教会で納棺する場合は、司祭が立ち会いすることが多いです。
・香典は遺族のご意向によります。また受付や会葬御礼、献花の量については葬儀社と相談します。
葬儀ミサ、告別式
葬儀は原則としてミサによって行われます。
これは、「キリストのからだによって結ばれたキリスト者のきずなは死によっても消えない」ことを宣言し、すべてを神にゆだねるためです。
事情により、ミサが行われない場合は「ことばの典礼」と「告別と葬送」によって葬儀を執り行います。
この場合、葬儀後の早い時期に追悼のためのミサを奉げることをお勧めします。
教会では原則として「供花」は飾りません。
供物を供えることもしません。
どうしても供花を飾る場合でも供花に芳名板をつけることはできません。
必要であれば芳名板も名札も別途掲示します。
葬儀社と相談しておきます。
通夜と葬儀は「葬儀のしおり」に従ってとり行われます。
聖書の朗読箇所、聖歌等で希望があれば、伝えておきましょう。
火葬と納骨
火葬の前後に最後の祈りをします。
火葬の後は「埋葬許可書」を受け取り、納骨の時まで、遺骨とともに大切に保管しておきます。
納骨の日取りや方法には、特にきまりはありません。
日本の風習に従って四十九日に納骨をされることも多いようです。
司祭に立ち会ってもらう場合は、司祭にお願いしておきます。
追悼の祈り
先祖を思い、その冥福を祈ることは人間としてきわめて自然なことであり、大切なことです。 カトリック教会はみんなキリストによって一つに結ばれた者として、お互いのために祈り、助け合い、神の愛のうちに復活の希望をもって生きています。
死者のための祈りは共同体としても大切なことなのです。
教会では毎年11月を「死者の月」として亡くなられた方々のために祈ります。
追悼ミサを司祭にお願いすることもできます。
司祭や教会の葬儀係に相談しておくとよいでしょう。
葬儀の費用に関して
「教会での葬儀」に精通している葬儀社をお伝えすることができます。
教会での葬儀の経験がある葬儀社だと、打ち合わせなどのときに理解が早いからです。
とはいっても、その葬儀社でなければならいということはありません。
葬儀社に葬儀費用を支払いますが、その費用は一般の葬儀とかわりません。
葬儀代金の他に、教会への献金が別途必要になります。
教会への献金は、金額提示されません(献金なので)。
葬儀係などで「例として」「一般に」「ふつうは」程度の金額を教えてもらえることもあります。
病者の塗油について
病床にある信徒は、いつでも「病者の塗油の秘跡」を受けられます。
この秘跡は死の直前の秘跡ではありません。
・病気を癒して頂けるよう祈る
・病苦(心身とも)に耐える恵みを願う
・もし、その病気が天命なら、良き死を迎えることが出来るよう祈る
ですから、病気の人は祈りに参加できるうちに、この秘跡を受けられるようお勧めします。また、同時に「ゆるしの秘跡」と「聖体拝領」も受けられます。
緊急洗礼
司祭を招く余裕がない場合は、だれでも洗礼を授けることが出来ますが、教会に届け出ることが必要です。
本人が洗礼を望んでいるかどうかを確かめておくことが大切です。
家族のうち一人だけが信者の場合:一番良い方法は、生前に家族や身近な人の前で、自分の葬儀はカトリック教会で執り行ってほしいと希望を伝え、教会への連絡、相談などを教会の親しい友人に頼んでおくことです。
お寺で管理する家族の墓に納骨する場合は、仏式の葬儀、戒名などのことで条件を付けられることもあります。困ったときは司祭に相談するとよいでしょう。
教会共同墓について
教会には、共同墓の管理などを任されている信者の係(葬儀係など)があります。
相談しておくとよいでしょう。
そのほかに、遺骨・遺灰をダイヤモンドにしてくれるサービスもあります。
お墓以外の方法をお探しでしたらこちらへもどうぞ。
カトリックにおける「葬儀」ミサのまとめ
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