広島県の無人島にヒカル先生という小学生が住んでいる。今日はそのヒカル先生から聞いた世にも恐ろしい話をする。
こんな読者におすすめ。
✓夏休みどこにも遊びに行かれなかった人
✓夏休みおもいっきり肝がひえる怖い話を聞きたい人
✓夏休みの宿題がまだ残っている小学生
あるひのこと……
お宝の地図がとどいた
さいたまの子どもたちの家へ、はがきが届いた。
それは毎日、1枚ずつ合計3枚届いた。
はがきには暗号で宝の地図が書いてあった。
そこで、子どもたち3人でお宝を探しに出かけた。
それはうっそうとした森の中だった
探検隊は道なき道をただひたすら、歩いてのぼって行った。
やっと、頂上かなと探検隊が思ったら、なんとそこには道路が通っていた。
なんだ、クルマでもこれたのか
探検隊が「そうか、クルマでもこれたんだ」と思ったのもつかの間。
大雨で増水した洪水(こうずい)がせまってきた。
せまってきた洪水
台風のせいで、大洪水がせまってきた。
大洪水は、どんどん山道を登っていく。
子どもたちは大洪水から逃げて山を登って行った。
そして、夜になった。
サーカス団の子どもたち
その村のキャンプ場には、サーカス団がいた。
サーカス団の大人たちはサーカスが得意だった。
サーカス団の子どもたちは、夜な夜なサーカスの練習をしていた。
(うえ↑の写真)
この写真は子どもたちがつなわたりの練習しているところ。
おっとあぶない、どうも、うまくいかないようだね。
さいたまから来た探検隊の子どもたち3人は、宝探しをあきらめて「明日かえる」と話していた。
どうやら、食料がなくなったからのようだ。
翌朝
朝6時、ボクはテントからはいだしてきた。
大洪水は終わっていた。
おどろいたことに、まわりの森が、少しけずられている。
きのうの大洪水のせいだろうか?
オサム博士が調査を始めた
「これはつまり、かこう岩の地層だな」
「そうすると、1万2千年前の地層ということか……」
そのとき、太陽に異変が起こった。
※オサム博士が登場する記事:セミ の ぬけがら がなる き
のろわれた太陽
みょうな気配を感じたオサム博士が空を見上げた。
そうすると、どういうことだろうか。
太陽から湯気のようなものが上っている。
「これはまずい」と博士はさけんだ。
「2千年に1度ののろいがやってくる!」
オサム博士は急いでキャンプ場へもどった。
なかまに報告
キャンプ場では、朝礼が行われていた。
朝礼というのは、あれだ。
「今日は何して遊ぶ?」「どこへいく?」とかを決める会議のことだ。
そこにかえってきたオサム博士がさけんだ!
「もうすぐ太陽が蒸発するぞ!」
みんなは、まったく信じなかった。
蒸発した太陽
オサム博士がその言葉をいい終わらないうちに、太陽が消えた。
それも突然に。
(上の写真は、太陽が消えてぼうぜんとするサーカス団の子どもたち)
※おいてきぼりになってボーゼンとする子どもたち:トカゲのかみさま、だいかつやく
本当なら今日はみんなで宝探しに行く予定だったのに。
宝探しの予定
というのも、宝の地図が手に入ったからだ。
さいたまからきたという子どもたち3人から地図をもらったのだ。
そしてちょうど、この平地のこの辺りにお宝があるはずなのだ。
この宝の地図は、あの子どもたちのうちの一人から3枚まとめてもらった。
そのとき地図を手渡ししてくれた子どもは、大人用サングラスをかけていた。
そして、いった。
「名前は言えない、これ全部で2500円でどうだ」
さいたまの子どもなのになぜ広島の地図を持っているのか不思議だった。
ボクはお年玉の残りから3000円出して渡した。
「おつりはいらねぇ、もっていきな」
ヒカル先生、登場
おっと、忘れていた。
ボクの名前はヒカルだ。
ボクはみんなからピカルと呼ばれることもある。
ボクは小学校で有名な作家の先生で名前が通っている。
※参考:ゆうれいとさるのたたかい
ボクの写真はうえ↑だ。
なに?女じゃないのかって?
そっちじゃなくて、写真の右上のほうだ。
今回の主人公はボクだ。
まずは、探検の準備
探検に必要なものは、お湯とチーズサンドだ。
それも3日分。
ボクが探検に必要な準備をやっている間に、太陽はもう一度輝きだした。
なので、ランタンは置いていくことにした。
お湯(やかん)とチーズサンド。
それをもって、お宝のあるという地点まで歩いて行った。
ふたたび明るくなった太陽
ここが、お宝のある地点だ。
宝の地図にはマジックで×がつけてある。
それと同じ×が書いてある石がないか、探しているところだ。
あの時の大洪水で流されてしまったのか、みつからなかった。
キャンプ場へ戻って休む
すっかり夜中になってしまい、ボクはキャンプ場へ戻った。
ボクがカチカチと火打石で火をつけているとみんながぞろぞろ起きだしてきた。
「なにかみつかった?」
「お宝はあったの?なかったの?」
みんなが聞いてくる。
ボクは答えた「それをボクはいえねぇ」
ボクはあるものをポケットから取り出した。
ゴールドのリング
あのお宝の地図×あたりで見つけたものだった。
それを、たきびの火で、もういちどゆっくりながめてみる。
ゴールドなのに、たきびの明かりのおかげで銀色なのか金色なのかよくわからない。
サーカス団の子どもにわたしたリング
このリングをサーカス団の子どもにあげた。
どうしてかというと、子どもたちがサーカスの練習で疲れていたからだ。
子どもたちは毎日練習しているわりにうまくならない。
だらけているサーカス団の子どももいる。
「もっておきな、たいせつにするんだぞ」とボクは言った。
サーカス団の子どもたちはおおよろこびだ。
そして、取り合いのケンカが始まってしまった。
翌朝
翌朝、ボクは朝4時半に起きて、テントの裏に行った。
テントの裏には、たくさんの宝箱がかくしてある。
(うえ↑の写真がそれ)
これは、昨晩、ボクとオサム博士が一緒に持ち帰ったものだ。
そして、オサム博士と一緒に、朝一の新幹線で福山へ帰った。
ゴールドのリングをサーカス団の子どもにあげたのはそのためだ。
サーカス団の子どもたちが宝箱を見つけないようにするためだったのだ。
宝箱の中は?
宝箱の中になにが入っていたのかって?
それは、ボクたちも、家に帰るまで知らなかったことだ。
宝箱の中にあったのは、なんと、赤いジェット風船だった。
それも40,000個も入っていた。
仕方ないので、ボクたちはカープファンになった。
そして、毎週土曜日のナイターに広島市民球場まで行くことにした。
カープファンのみんなにもジェット風船を配って応援に使ってもらった。
まだ、30000個くらい残っている、どうしよう~。
これが、ボクのこわい~こわい~夏休みのはなしだ。
そんなこととは知らない埼玉の子どもたち
こちらが、最初に探検隊を結成したさいたまの子どもたちだ。
残りもう1人は、3000円をもって温泉旅行にいっている。
今頃、彼は温泉につかっていると思う、サングラスをかけてね。




















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