ボクはネコのじゅにあだ。きょうは、ガキンチョ1れんたいが、あそびにきた。いえネコのボクが、さみしくないように、ときどき、きてくれるんだ。それで「うみと、やま、きょうはどっちにいく?」なんて、しつもんしてくれる。やさしいこどもたちだ。
瀬戸内海の真夏の雰囲気が感じられるとうれしいです。
このような読者向けの記事です。
✓瀬戸内海の海賊に興味がある方
✓竜宮城に行ってみたい人
✓乙姫様にあってみたい人
むかしむかし、あるところに
りゅうぐうじょうのカメがいたばしょ |
うらしまたろうとしりあいのりゅうぐうじょうの「かめ」がいた。
それは、だれもいない、ていぼうのそばだった。
たまたま、とおりがかったこどもたちがその「かめ」をみつけたんだけど、
いま、ここにいたよ〜、もぐっちゃったけど |
「かめ」は、こどもたちにつかまるとたいへんなので、おおいそぎで、もぐっていった。
こどもたちは、かめのもぐっていったほうをしずかにながめていた。
りゅうぐうじょうへ、にげた「かめ」
どこどこ、どこいった〜? |
「ちぇっ、にげあしのはぇーやつだ!」
こどもたちのおやぶんがいった。
こはるびよりの、あたたかいひだった。
こどもたちは、もちろん、あきらめきれなくて、どうにかして、おいかけようとおもった。
かいぞくせん
あたりをみまわしてみると「あんなところに、かいぞくせんがある?」
せかいのうみをあらしまわる「かいぞくせん」 |
そうだ、ちょうこうそく「かいぞくせん」だった。
「かいぞくせん」のかいぞくせんちょうに、おねがいして、かいぞくせんに、のせてもらえないだろうか?
そうすれば、りゅうぐうじょうへ「かめ」をおいかけていけるかも?
ふたりでいいわけがない
3にんいますが、ふたりだけでもいいです |
「すみません、ふたりでいいんですけど、のせてもらえないでしょうか?」
こどもたちのおやぶんが、かいぞくせんちょうにはなしかけた。
かいぞくせんちょうはいった。
「なに? ふたりだと?」
「はい、ふたりでいいんですけど〜」
「おまえたち、3にんいるじゃねえか」
「はい、3にんいるんであります〜」
こどもたちのおやぶんは、できるだけ、ていねいなことばでこたえてみた。
かいぞくせんちょうは、いった。
「なかまをうらぎるとは、ゆるせん、おまえたち、まとめてこうしてやる」
そうだ、かいぞくせんちょうは、おこっちまったんだ。
おこった、かいぞくせんちょう
うみにおとされてしまった、こどもたち |
こどもたちは、うみにつきおとされちゃった。
それで、やっとのことで、はいあがってきたのが、うえ(↑)のしゃしん。
かいぞくせんちょうは、そうとう、いじわるだね〜。
こどもたちのおやぶんが、ヒーヒーいいながら、はいあがっているあいだに
こどもたちのこぶん、ふたりが、ぶじ、はいあがってきた。
おやぶんへのしかえし
なんとか、はいあがってきたふたり |
それで、こんなそうだんをしたんだ。
「おやぶん、ボクたちのこと、うらぎったよねぇ」
「おかげで、わたしたちまで、うみに、なげこまれちゃったのよねぇ〜」
「そうそう、コソコソ」(コソコソは、おやぶんにきこえないよう、そうだんしているようす)
「うんうん、ゴニョゴニョ」(ゴニョゴニョは、おやぶんにきこえないよう、そうだんしているようす)
いったいなにをそうだんしたかというと……。
もういちど、みんなで「すいえい」 |
もういちど、おやぶんをうみになげこむ、そうだんだったみたいだ……。
こどもたちのしかえし
さて、これで、おはなしは、おわらない。
こどもたちのおやぶんは、かいぞくせんちょうに、しかえしをすることにした。
まずは、かいぞくたちのまちをやまのうえから、けんがくすることにした。
これがまた、たいへんなのぼりざかだった。
かいぞくむらをけんがく
このさか、きついよ〜 |
いけども、いけども、かいぞくやまのちょうじょうにつかない。
とちゅうで、おべんとうをたべたり、きびだんごをたべたりした。
そして、「かいぞくむら」をながめてみるんだけど、
じゃまなたけやぶ
このへんから みえるんじゃない? |
「たけやぶ」が、じゃまで、よくみえなかった。
そして、とうとう「かいぞくやま」のちょうじょうにとうちゃく。
ちょうじょうからみると、かいぞくせんちょうが、たいほうのじゅんびをしているのがみえた。
かいぞくやまのちょうじょう
かいぞくむらが、よくみえる |
「とちゅうに、かわがあるから、こうげきはむずかしいね」
「ここから、いしをなげれば、とどくんじゃあない?」
「ハンググライダーでこうげきすればいいんあじゃない?」
「パラシュートがいるわね〜」
しかえしのほうほうは、みつからなかった。
かいぞくのひみつきち
かいぞくレーダーの「かかり」 |
さて、ここは、かいぞくのひみつきち。
3にんの、レーダーかかりが、レーダーをみながらそうだんしていた。
「かいぞくやまのてっぺんに、てきがいるみたいであります」
「うーん、やっぱりそうか、やつらか?」
「イエス、サー、あの3にんのようであります」
かいぞくのレーダーかかりは、さっそく、かいぞくせんちょうにれんらくした。
ひみつきちへ
「ちょっと、トイレいってくる」 |
しかし、とき、すでに、おそし……。
そのときには、こどもたちは、かいぞくきちのすきまをとおって、あいてたドアから、かいぞくの「レーダーしつ」へ、せんにゅうしていた。
あったぞ、これが、ぬけあなだ |
そして、こどもたちのおやぶんは、かいぞくせんにつながるトンネルをはっけんした。
ひみつのトンネル
これが、そのトンネルだ。
このトンネルをとおればいけるぞ |
このトンネルは、どうやら、うみにもつながっている。
ベルトコンベアになっているので、じどうてきに、うみにおとされてしまうのだ。
うみにおちないように、ベルトコンベアからおりると、かいぞくせんにとうちゃくすることができた。
かいぞくせんにとびのるんだ
かいぞくせん |
「みはりがやってくるまえに、とびのるんだ〜」
こどもたちのおやぶんが、さけんだ。
いやなよかんがしたんで、こどもたちのひとりが、うえをみあげてみると、
わー、かいぞくにみつかった! |
「しまった、てきにみつかったぞ!」
こどもたちのおやぶんにむかって、さけんだ。
おやぶんは、こどもたちに、めいれいした。
フォーメーション・ワン
「みんな、しかたない、フォーメーション・ワンだ〜」
おやぶんのかけごえで、こどもたちは、いちれつにならんで、ひっさつわざ、フォーメーション・ワンを「しょうかん」した〜!
フォーメーション・ワン |
フォーメーション・ワンとは、てきをいっぱつでやっつける、ひっさつわざのことだ。
こうして、こどもたちは、ききいっぱつ、フォーメーション・ワンのおかげで
かいぞくたちをやっつけることができた。
やっつけられた、かいぞくたちは、
ふくろうのおもちゃ
おもちゃの「ふくろう」になった「せんちょう」 |
こんなちいさい、おもちゃの「ふくろう」に、かえられてしまったんだ。
おそるべし、フォーメーション・ワン。
そして、かいぞくせんちょうも「ふくろう」に、かえられたあと、コロコロころがって、うみにおちたので、しかたないから、こどもたちが、うみから、たすけだしててやった。
かいぞくせんちょうとのなかなおり
かいぞくせんちょー、だいじょうぶですかぁ? |
このあと、かいぞくせんちょうと、こどもたちは、なかなおりをして、かいぞくのレーダーがかりといっしょに、かいぞくむらをまもっているというはなしだ。
「おいそがしいところ、おじゃましましたー」 |
まとめ:海賊船長との闘い>瀬戸内海の真夏の雰囲気を感じるカキ養殖の会社
けっして「かきようしょく」のじゃまをしてはいけないよ。
どんなときでもフォーメーション・ワンがいちばんつよかったね。
これが、ほんじつのまとめだ。
おしまい。
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