遺骨からダイヤモンドができると聞いても、にわかに信じられない方が多いので、百聞は一見にしかず、動画を探してみました。
各社、同じような動画が公開されていました。
このような疑問に答えます
✓安物天然ダイヤモンドを高く売っているだけじゃないのか?
✓遺骨から炭素を抽出するというのが怪しい!
✓他人の遺骨と混ぜていないのか?
✓余った遺骨はどうしているのか?
遺骨ダイヤの作り方動画を探してみた
今回紹介する動画はこの2本です。
(たくさん動画を掲載するとブログ記事の表示速度が遅くなるため2本だけです)
- 1本目は、製造工程
- 2本目は、イメージビデオ
です。
(2本目の動画のリンクは最後に掲載してあります)
遺骨ダイヤの動画
こちらが、各社の動画リンクです。
サムネイル画像にするとページ表示にギガが必要になるため文字でリンクを貼ります(ご了承ください)。
- The startup turning human ashes into diamonds | Challengers by Freethink
人間の遺灰をダイヤモンドに変えるスタートアップ | Freethink のチャレンジャーズ - LONITÉ Lab Process - from Cremation Ashes to Diamonds
LONITÉ 人工ダイヤモンドの製造 - 火葬灰からダイヤモンドまで - Turn human ashes into diamonds: How it works? - Alternative cremation methodos
人間の遺灰をダイヤモンドに変える: その仕組みは? - 埋葬に代わる方法 - The Science of Cremation and Memorial Diamond Formation
火埋葬とメモリアルダイヤモンド作成に関する科学 - This Woman Turns People's Ashes Into Diamonds
人々の遺灰をダイヤモンドに変えるこの女性 - ご遺骨からメモリアル・ダイヤモンドが出来るまで
アルゴダンザ社の動画です - メモリアルダイヤモンド 制作プロセス
ステイフォーエバー社の遺骨ダイヤモンド紹介動画
この他になりますが、特別にご紹介したいのは下の2本です。
(動画でギガを消耗しないように画像で雰囲気を説明しておきます)
1本目は、製造工程
まずは、動画から抜き出した静止画で説明します。
オープリングは、このようなダイヤモンドの原石
(いちおう研磨されていますね)
日本国内からは注文できないのですが、ハート型ダイヤモンドもあります
※最近、国内でも注文できるようになりました!
珍しい動画なのですが、髪の毛から炭素を取り出す工程です
髪の毛を容器に入れたあと、細かく砕くためのボールを入れます
この容器にフタをして
振動装置にセットします
容器を振動させているところ
髪の毛は粉々になっています
それを試薬容器に入れて
成分分析担当者に渡します
成分分析が行われます
こんな画面がずらーっと出てきます
必要な不純物を残して不要な不純物を取り除きます
熱を加えて炭素純度を上げていきます(無酸素中で熱を加える)
炭素が取り出せました
誰の炭素かわかるようにIDをつけて保管しておきます
工程が進行するごとに担当者が
チェックシートにサインをしていきます
炭素をさらに黒煙化していきます
白く見えているのは黒煙の粒が反射しているからです
このつぶつぶを加圧容器に入れて
フタをします
圧力をかけて
押し固めていきます
黒煙のタブレットが出来上がり
こんな平べったい丸形をしています
これを金属に入れ
断熱材の容器に封入します
中には電熱線が仕込んであります
これを高温高圧容器にいれます
高温高圧容器はモリブデン鋼の丈夫なブロックでできていて
上下左右前後の6方向から加圧できるようになっています
さらに加圧ブロックがかぶさって
地下120kmと同等の圧力を出せるよう
ドーム状に組み立てられます
上部の加圧装置が閉まり
(上から見たところ)
この状態で2週間以上加温加圧され続けます
ダイヤモンドの結晶期間がおわって断熱材の容器を取り出したところ
それをやさしく割っていきます
中の塊が出てきます
下側にある薄い色がダイヤモンドです
ダイヤモンド以外を溶かしているとこです
ダイヤモンドを治具(じぐ)に取り付けてカッティングを始めています
ダイヤモンドの結晶の中にある空洞や傷を避けて
クラリティの高い部分を残すようにカットしていきます
回転している砥石に押し付けて研磨しているところです
ダイヤモンド角度を変えながらブリリアントカットを形成していきます
このかたが、ダイヤモンド職人
ルーペでダイヤモンドをのぞきながら
ルーペ内にオレンジに見えているのがダイヤモンドです
確認しながらカッティングしていきます
このようなブリリアントカットが出来上がります
この動画でオレンジダイヤを作ることができると理解していただけたと思います。
これらの疑問にも答えてみましょう。
遺骨ダイヤへの疑問
- 安物天然ダイヤモンドを高く売っているだけじゃないのか?
- 遺骨から炭素を抽出するというのが怪しい!
- 他人の遺骨と混ぜていないのか?
- 余った遺骨はどうしているのか?
1.安物天然ダイヤモンドを高く売っているだけじゃないのか?
こういう疑問があることもよくわかります。
天然ダイヤモンドのほうが安く手に入るので「これは遺骨から作ったダイヤモンドですよ」と、いって、転売したほうが儲かるかも?という疑問です。
しかし、製造工程のビデオであったように遺骨や遺髪から炭素を取り出し、製造工程ごとに
- 担当者がサインしている
- ID番号をつけて管理している
しています。
天然ダイヤモンドを使ってまで、わざわざ製造工場であるラボの信用を落とすようなことはしていません。
2.遺骨から炭素を抽出するというのが怪しい!
成分分析をすることで、必要な微量成分を残し不要な不純物を取り除いています。
酸素のない空間で加熱することで炭素以外の不純物を取り除いていました。
3.他人の遺骨と混ぜていないのか?
こちらも同じく製造工程ごとに
- 担当者がサインしている
- ID番号をつけて管理している
していました。
他人の炭素が混入することがないように厳重に管理されています。
この厳格な管理によって製造工程の最後に「誰の遺骨から作られたダイヤか」を証明することができるのです。
4.余った遺骨はどうしているのか?
こちらは動画で説明されていませんが、余った炭素は、保管され続けるそうです。遺骨はすべて使われて、炭素に変わります。
炭素は動画にあったように「シャーレに入れられてID番号で管理」されています。
万が一、ご家族の方が
- ダイヤモンドを失くしてしまったり
- 追加でもう一つ作るときに
窓口に相談すると対応できる場合があるのですが、それは残った炭素があれば永久に保管され続けるからです。
遺骨ダイヤ作り方動画
つくりかた動画
そしてこちらが遺骨ダイヤの作り方動画になります。
また、
遺骨ダイヤのイメージビデオ
このイメージビデオも素敵です
こちらが、遺骨ダイヤのイメージビデオです。
窓口をやっているとこちらのイメージビデオのほうが、家族の気持ちにしっくりきているように思いました。
まとめ|遺骨ダイヤの作り方動画を探してみた
炭素から作るオレンジダイヤの作り方動画は各社で同じ内容の動画で紹介されています。
各社ともほとんど
- 使われている装置も
- 製法も同じでした
窓口各社は国内に5−7社あります。
製造方法は各社同じなのですが窓口対応は各社バラバラです。
信頼できる窓口を探してダイヤモンドをお願いするといいです。
信頼できる窓口を探す方法
どのようにして信頼できる窓口を探すかは、こちらの記事の中にヒントを書いています。
遺骨ダイヤの申し込み・問い合わせ連絡先・ホームページ:vt250.blogspot.com/2021/06/blog-post_3.html
(そんなに難しい方法ではありません)
無料でできる方法なので、ぜひ挑戦してみてください。
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