【タリムアイランド】フィリピン・ルソンとうの「きょだいマトリョーシカ」

2021/08/18

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こんかいはフィリピンのはなしだ
マトリューシカ?
なんか、聞いたことがあるような気がする……
「どこで?」

「フィリピン」

「フィリピン」
海外旅行にはパスポートがいるんだぞ
もってるのかって?


(マトリョーシカって人形の中に、人形が入っていて、その中にも人形が入っている、えんえんと続くロシアのおもちゃだよ:じゅにあ注)

あるひ、あんとんこと、アントニオがボクんちへおやつを食べにきた
(こういうとき「アントニオこと、あんとん」っていうのかなぁ、どっちだろ?)
「わし、フィリピンに行ったことあるぞ」
え、フィリピンって太平洋じゃなかったかなぁ
ボクはカリカリを器にうつして、あんとんにすすめる
あんとんは食前のお祈りをして
カリカリいわせながら説明してくれた
あんとんのはなしはこうだ
何年もまえのすごい台風が来る2日前
8月の初めころだったそうだから、今頃の季節だ
あんとんはお仕事でフィリピンまで行ったんだけど
台風で飛行機が到着もしないし、出発もしなかったらしい
とりあえず仕事もおわらせて
(あんとんの職業はテツガクだ)
ケソンシティをあとにした
ケソンは首都マニラの隣町なのかなぁ
メトロマニラってことは広域マニラ市みたいな意味かな
とにかく近くなんだ

行先は、タリム湖っていう湖にうかぶタリム島

行先は、タリム湖っていう湖にうかぶタリム島
だから、おもちゃはおいていきなさい!


タリム・アイランド)だ
そこまで、ジプニー(乗合超小型バス)やら高速バスを乗り継いで
タリム湖の港に着いたらこんどは船なんだ
タリム湖は水草というかホテイアオイがぎっちりはえていて
上野の不忍池のハスが群生してるところみたいになってたみたいだ
ホテイアオイは浮草だから、その上は歩けないんだけど
船はホテイアオイをおしのけおしのけ進んでいくことができたらしい
南国フィリピンだけあって、りっぱなホテイアオイだったらしい
もちろんエンジン付きの50人くらい乗れる船だけど
100人くらいは載ってたんじゃないかな
人がいっぱいだった
で、その船であんとんは人気者になっちゃったらしくて

フィリピンのタガログ語っていうの?

フィリピンのタガログ語っていうの?
それこそ、みぶりてぶり


ちょっと教えてもらったらしいよ
いきなががらきたんぐまきらら(ようこそ)」とか「あいねぼて(ボトル)」とか「なさめさ(つくえのうえ)」「まがんだうまが(こんばんは)」とか「まがんだはぽん(こんちは)」とか「さるべっさ(びーる)」「とぅび、あぐあ(みず)」
あんとんは船酔いしながら、いわれたとおり意味も分からず発音してたんで
大うけだったらしい
いかうあいまがんだ(美人ですね?)」なんか何度も言わされたらしい
タリムアイランドに到着するまでに何度か船が港に停まったんだけど
離島じゃあなくて、すでにタリム島の港だったらしい
車じゃいかれないから陸続きでも船がとまるみたいなんだ
で、

タリムアイランドに到着したら

タリムアイランドに到着したら
ボクはおせんたく、おせんたくっと


いきなりお祭りだったんだって
それで、船も乗客が多かったみたいなんだ
お祭りって、マリア様のおみこしをかつぐようなお祭りだ
だから、みんなうきくきしてたんだね
で、あんとんは上陸してすぐにお洗濯を始めたんだって
なにしろ着替えを3日分しか持ってなかったから
毎日洗濯して毎日干していかないと
パンツを裏返してはかなくちゃいけなくなるからって
(ねこはパンツはかないと思うけど)
とにかく湖の水で洗濯してたら
お祭りのメインイベント

豚の丸焼きをやってたらしいんだけど

豚の丸焼きをやってたらしいんだけど
ねこのひたいっていうよね


その解体した残骸もそのあたりにちらばってたんだそうだ
それで、洗濯は場所を変えてやり直ししたりしたらしい……
それをみた地元のお兄さんたちが
ストリートバスケにさそってくれたそうだ
ねこって、ぽんぽん跳ねるものは、追いかける習性があるからね
ここでもお兄さんたちから大人気をかっさらったあんとんは
いい気になって、そのなかのひとりのおうちに泊めてもらったそうだよ
それは、竹で作ったお家で、玄関もある1Rくらいのおうちだったみたいだけど
ごはんもごちそうになったらしい
裕福なおうちじゃなかったみたいだけど、
島ぜんたいがそんなおうちばかりだったから気にならなかったらしいよ
屋根は葉っぱ、壁は竹、ゆかも竹で、

高床式だったらしい

高床式だったらしい
どこでもねちゃうんだね


床はすきまがあるので、掃除がラクなんだって
きっと、暑さ対策でそういうつくりになってたんだろう
へびも出るっていってたけど、へびは苦手だなぁ
で、泊めてもらうっていっても、その家にはその部屋しかない
寝袋持参だったから、部屋の片隅に寝袋を敷いて寝たんだって
気を付けないといけないのは、そのいえの小さい子どもたちもいるし
お父さんお母さんもいるから、親切で泊めてもらったのに
みんなの寝場所を占領しないように気をつけなくちゃいけない
富士山の山小屋の蚕棚のベットみたいにして寝てたらしく
朝は首がカキコキなったんだって
だけど、お祭りのおかげで、家族みんな遅くまで帰ってこなかったらしい
その晩のお祭りで、豚の耳とか、豚足とか顔とか
はじめて食べさせてもらったみたいだけど
フィリピンのネコたちもたいへんフレンドリーで
言葉が違ってもあんとんもヒスパニック系のノリ
乗り切ったらしいよ
そんな話を聞いているとボクもいきたくなっちゃうなぁ
ボクはグーグルアースでタリムアイランドを探してみた
あ、意外とちっちゃい湖と島がうつってる!
「あんとん、あったよ、これなんだね、タリムアイランド」

それは火山のカルデラみたいな湖だった

それは火山のカルデラみたいな湖だった
グーグルアースでニワトリの足を見つけた


周りの湖はまんまるじゃなくて、ニワトリの足みたいな形
写真を見てると教会もある
ここで、みんながWe Are The World を歌ったんだって
古い曲だねぇ~
おみこしもここからスタートしてここに帰ってきたのかな?
異国情緒たっぷりだね
「どうしてあんとんは、タリム島にいったの?」
「そりゃあ、フィリピンっていえば島だろぉがぁ」
ってことで、深い意味はなかったみたいだ
どうやら、洋上のリゾートだと思ってたみたいだ
ルソン島にある、島だったから、マトリョーシカ
あんとんらしい 

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