黒いカバンをぶら下げて歩いているとお巡りさんによびとめられた（泉谷しげる）

泉谷しげるの歌詞にこんなのがあった。自己紹介にピッタリなので、使わせてもらうことにした。

こんなギモンにお答えします!

うろうろしていた、つみ

まちのなかをあるいていると、うしろからきたおまわりさんにこえをかけられた。

「きみきみ、どこからきたの？」

ネコのじゆにあはどんなところにすんでいるのですか？

どなた？

「きんじょじゃあ、みかけないネコちゃんだなぁ」

（いやいや、ここはボクんちのうらですから）

ボクはつかまらないように、ちかづいてきたおまわりさんのまたのあいだをぬけて、あるいていく。

だけど、もうイッポのところでつかまってしまった。

うしろをふりかえったおまわりさんに、だきあげられてしまったんだ。

「おいおい、そんなにいそぐたびじぁ、あるまいし……、どれどれ、よしよし」

おまわりさんのおおきなてが、あたまのうえと、みみとみみのあいだをいったりきたりしている。

このおまわりさんって、やさしそうだなぁ、とおもったのもつかのま、おこしにつけた、おまわりさんのピストルにめがとまった。

ネコのことばをおしえてください！

じけん？

おまわりさんって、ピストルもってるのはしってたけど、こネコあいてに、ピストルさげているとはおもわなかった。

それで「にやぁ？」ってきいてみた。

ちなみに、この「にやぁ？」っていうのは、じんるいごに、ほんやくすると「もしもし、そこのおかた、なにかじけんでもあったのですか？」といういみになる。

ざんねんながら、おまわりさんにはネコごが、つうじなかったらしく「おいおい、よわったなぁ、ミルクかい？」とトンチンカンなことをいいだした。

ミルクくださーい

「ミルクかい？」なんてとんちんかんなことを、いっているのだ。

しかたないので、とびおりようと、てのひらのなかでもぞもぞしていると、「ここは、ダンプとかとおるからあぶないんだよ、おろしてやるからまってろな」といっておろしてくれた。

おろしてくれたけど、さっさとにげだすのはねことしてのプライドがゆるさない。

もういちどおまわりさんをふりむいて「みゃー」ってないてあげた。

この「みゃー」ってのもあまりいみをもたないけど、しいていうならネコごで「おじゃましました」だ。

ありがとー

または「ありがとー」っていみになる。

ネコのだいひょうてきなしゅうせいとは？

そして、どうどうとおまわりさんのまえをとおって、かきねのすきまに、すがたをくらませるのが、かっこいいネコのやることだ。

ボクもそうした。

もちろん、かきねをぬけたところで、さらにあるいてあっちにいってるようにみせかけて、じつはかきねのすきまからおまわりさんをのぞいているのは、どのネコもやってる、じょうとうしゅだんだ。