小学2年生向けの作文|修学旅行で訪れた斑鳩の里から龍田川を下るいっしゅんぼうしの旅

2021/08/28

story

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しゅうがくりょこうというと

きょうとなら、だったなぁっていうひとが、いちばんおおいんじゃないかなぁ?

かんとうちほうのひとは、こっかいぎじどうをみにいくらしいけど「しゅうぎいん」と「さんぎいん」をみて、おまんじゅうをかってくるんだよね。

それから、つきじほんがんじか、あさくさの「せんそうじ」をけんがくして、おみやげに「ぼくとう」をかってくる。

「ぼくとう」のことは、どうでもいいけど、ボクが、

ならの「いかるが」をあるいてたときのはなしなんだ

ならの「いかるが」をあるいてたときのはなしなんだけど
じてんしゃ、いってらっしゃーい

しょうがくせいが、グループでやってきた。

それもレンタサイクルで、だね。

アシストじてんしゃにのってたりする。

それで「つぎは、どこにいこうか」って、はなしをしていた。

「いかるが」は、みどころ、まんさいだからねアシストじてんしゃなら3じかんあれば、ぜんぶひととおりは、みることができるかもしれない・

かきくえば、かねがなるなり、ほうりゅうじ」って、おとこのこがさけんでいる。

そういえば、この「はいく」、さいしょにきいたとき「かきくけこ」にきこえたよね?

「いかるが」の、のどかなふんいきが、つたわってくるとおもうんだ…。

むかしむかし、あるところに

しんちょうのちいさい、おとな
しんちょうのちいさい、おとな

しんちょうのちいさい、おとながいたんだ。

なまえをのぶゆきくんっていったんだけど、みんな、そんなおぼえにくいなまえよりも「いっしゅんぼうし」ってよんでいた。

いっしゅんぼうしの「いっしゅん」は、「あっというま」っていういみの「いっしゅん」だ。

「ぼうし」は、みんなも、きがついているとおもうけど、あたまにかぶる「ぼうし」のことなんだ。

どうして「いっしゅんぼうし」かというと、どこかにでかけるときは「ぼうし」をかぶってでかけるのに、げんかんから100mもいかないところで(m:メートル。1メートルはネコのしんちょうの2ひきぶん)、「ぼうし」をなくしちゃうからだ。

いつも、ぼうしをかぶってでかけるのに、かぶっているのは、いっしゅんだけ。

ということで、のぶゆきくんのかぞくから「いっしゅんぼうし」と、よばれるようになった。

それが、ぜんこくにつたわって、いまでは、このはなしといっしょに「いっしゅんぼうし」のなまえは、ゆうめいになっている。

いっしゅんぼうしは、ならのいかるがで、うまれた

いっしゅんぼうしは、ならのいかるがで、うまれた
↑こども  ↑おとな

うまれたときは、「こゆび」くらいのおおきさで、それから、なんねんたっても「ひとさしゆび」より、おおきくならなかった。

いっしゅんぼうしは、まだ、こどもみたいだったんだけど、たびにでることにした。

「おら、たびにでる」って、おっかさんにいった。

おっかさんは、ごはん20つぶと、おべんとうについている、おしょうゆのようきに、おちゃをいれていっしゅんぼうしにもたせてやった。

ごはん1つぶが、いっしゅんぼうしの、おちゃわん1パイぶんだから、だいたい、1しゅうかんぶんのしょくりょうということになる。

いっしゅんぼうしは、

からのペットボトルにあなをあけて

からのペットボトルにあなをあけて
からのペットボトルに
あなをあけて

ソーラーパネルとモーターとスクリューをつけてぜったいしずまない「せんすいかん」をつくった。

「せんすいかん」ができあがると、まず、ペットボトルに「サンタマリアごう」って、なまえをかいて(コロンブスがアメリカにとうちゃくしたときのフネのなまえ)、まんなかあたりに「きっすいせん(すいめんのせん)」もかいた。

「サンタマリアごう」のハッチ(ふねのでいりぐちのこと)をあけて、いっしゅんぼうしは、ペットボトルにのりこんだ。

それから、モーターのスイッチをオンにして「たつたがわ」をくだっていったんだ。

「たつたがわ」はそのまま「やまとがわ」になって、おおさわわんにながれこむんだけど、うみにいくまでの「じけん」が、こんかいのはなしだ。

ペットボトルの「サンタマリアごう」は

「もしもし、そこのペットボトルのおひと・・・」
そこのペットボトルのおひと?

まず、1こめのはしをくぐったところで、フナ(にほんこらいの、ざいらいしゅ、さかな)に

こえをかけられた。

「もしもし、そこのペットボトルのおひと……」

「だれだい、こえをかけたのは、ボクになにか、ようかい?」

「ここにいますよ、ペットボトルのしたに」

いっしゅうんぼうしが、あしもとをみるとフナが、おおきなくちをあけて、はなしかけていた。

「すみませんが、ごはん1つぶくださいな」

いっしゅんぼうしは、ペットボトルのハッチ(でいりぐち)をあけて、ごはんつぶをなげてやると、フナが、パクリとのみこんだ。

それから、もう1こ、はしをくぐったところで、またまた、「もしもし、そこのペットボトルのおひと……」と、こえがきこえた

「だれだい、こえをかけたのは、ボクになにか、ようかい?」って、いっしゅんぼうし。

「ここにいますよ、ペットボトルのよこに」と、こたえたのは、アメンボだった。

「ボクにも、ごはんつぶ、わけてもらえませんか?」

いっしゅんぼうしは、ペットボトルのハッチ(でいりぐち)をあけて、ごはんつぶをなげてやると、アメンボが、チューチュー、ごはんつぶをすった。

それから、もう1こ、はしをくぐったところで、またまた「もしもし、そこのペットボトルのおひと……」と、こえがきこえた。

「だれだい、こえをかけたのは、ボクになにか、ようかい?」って、いっしゅんぼうし。

「ここにいますよ、ペットボトルのうえに」と、こたえたのは、カエルだった。

「ボクにも、ごはんつぶ、わけてもらえませんか?」

いっしゅんぼうしは、ペットボトルのハッチ(でいりぐち)をあけて、ごはんつぶをなげてやるとカエルが、ごはんつぶをパクリとのみこんだ。

そんなことが、つぎつぎと、つづいたんだけど、

あつまったなかまたちは

あつまったなかまたちは
あつまったなかまたちは

フナ、アメンボ、カエル、ブラックバス、ウナギ、タニシ、ブルーギル、バッタ、アメリカザリガニ、カメ、アユ、ゲンゴロウ、メダカ、ヤゴ、ミズスマシ、タガメ、カワゲラたちで、フナをせんとうに、1ごう、2ごう、3ごう、……17ごう、って、よばれていた。

もう、ゆうがたなんだけど、いっしゅんぼうしは、はやめのばんごはんをたべて、ハンカチのおふとんに、もぐりこんで、ねた……。

さて、そのよる

あかおにと、あおおにが、みえないいとで、さかなつりをたのしもうとしていた。

そのことにきづいたのは、17ごうのカワゲラで、カワゲラは、16ごうのタガメにほうこくして、タガメは、15ごうのミズスマシにそうだんした。

ミズスマシは、このままじゃあ、ておくれになるとおもったので、すぐにアメンボ(2ごう)にそうだんして、アメンボがフナ(1ごう)にそうだんして、いっしゅんぼうしをおこすことにした。

「おきてください、いっしゅんぼうしさん」

「え、なに?もう、あさなの?」

「ちがいますよ、いいことかんがえたんです」と、

フナは、いっしゅんぼうしに、ほうこくした

フナは、いっしゅんぼうしに、ほうこくした
ぼーぜんとする
いっしゅんぼうし

まずは、ブルーギルブラックバスアユがオニたちのまえをよこぎるオニたちは、さかながいたので、よろこんで、さかなつりをはじめた。

つりざおのさきの「みえないいと」が、かわのなかにたれてくる。

その「みえないいと」をタガメがそっとおさえて、そのさきについている「はり」をカメがかみきった。

「はり」についているエサはメダカがたべた。

それでもって、つりざおのさきまでとんでいったバッタが、つりざおのさきで、みえないいとをかみきって、タニシゲンゴロウに「みえないいと」をわたした。

ゲンゴロウは、オニのパンツのうしろポケットにはいっていた、あるもの……、そう、

「うちでのこづち」にみえないいとを

「うちでのこづち」にみえないいとを
どっからでも、かかってこい

しばりつけておいた。

ヤゴがオニのあしをコチョコチョしてアメリカザリガニがオニのおしりをグイってひねりあげると、

「わー、たすけてくれ」って、オニたちはにげていったんだ。

オニのパンツのポケットの「うちでのこづち」は「みえないいと」にしばってあったので、そのまま、おきざりになったってわけね。

オニのパンツのポケットには、カエルがみがわりに、はいってくれている。

さて、よくあさ、いっしゅんぼうしは、おおさかじょうのおひめさまと、けっこんすることになった。

なにしろ、うちでのこづちをもっていたから、まず、しんちょうがビュンってのびたし、りっぱなふくも、きることができた。

いっしゅんぼうしは、けっこんしきのあと、ペットボトルの「サンタマリアごう」をもってリムジンバスで、おひめさまとおうちにかえっていったんだ。

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