しょうがっこうでいじめがもんだいになってる、そんなときはどうする？-ネコのじゅにあ旅行記

ボクネコのじゅにあだ。

しょうがっこうでいじめがもんだいになってるけど、そんなときはどうすればいいんだろう？

みんなは、なにがもんだいだかわかってるかなぁ？

しょうがくせいのみんなに、げんいんがあるわけじゃなくて、おとなのもんだいなんだよ〜。

いじめがあったら、まずせんせいやおとなに、そうだんするのが、しょうがくせいの「ぎむ」だけど。

こんなギモンにおこたえします!

✓いじめのげんいんはなんだろう？

✓しょうがくせいがわるいだけなのか？

✓はたして、せんせいにほうこくできるか？

✓ともだちとなかよくしなくちゃねは、ただしいのか？

✓がっこうのもんだいはなんだ？

✓ほんにんがせいいっぱい、できることとは？

✓おとなもきをつけなくてはいけないてんは？

しょうがっこうでいじめがもんだいになってるけどそんなときはどうすればいいんだろう？

いじめられてます……

しょうがっこうでいじめがもんだいになってるけど、これはね、しょうがくせいのみんなに、げんいんがあるわけじゃないんだ。

おとなのもんだいなんだよ。
おとうさん、おかあさん、パパ、ママ、それから、がっこうのせんせいやPTA（ピーティーエー）のみんな、きょういくいいんかいや、きんじょのひと、けいさつや、しやくしょのひと、ぎいんさんや、おみせのひと。
みんなが、きをつけないといけないことだ。

おとなのもんだいだからね

いじめは、おとなのもんだいだよ～

まずは、がっこうって、がくねんがあるじゃない？
（１ねんせい、２ねんせい、３ねんせい……６ねんせい、のこと）
「がくねん」にクラスがあって、
（１くみ、２くみ、３くみ、みたいな）
クラスにグループ（はん）があるよね。
このグループ（はん）のなかに、となりのせきとかあるとおもうけど、もしも、となりのこにいじめられたらどうする？
たぶん、せんせいにおねがいして、せきがえしてもらいたいよね。
ここで、もんだいが３つも、でてくるんだ。

「となりのこにいじめられてるんだけど」
ともだちと、なかよくしなくちゃね？
がっこうが「へいさてき」

「となりのこにいじめられてるんだけど」

いじめられました～（なみだ）

「となりのこにいじめられてるんだけど」って、せんせいにいえるかどうか。

これが、1つめのもんだいだ。
「となりのこにいじめられてるんだけど」っていうのは、さっさといおうね。
だけど、いいたくないきもちも、わかるよ。
そうだんしたあと、せんせいとクラスが、どうなるか、よめるちゃってるからだよね。
せんせいは、じぶんよりクラスのことをたいせつにする。
せんせいに、いったってぜったいうまくいかない。
そう、おもえるからだよね。
せんせいにいえたとして、こんどは、こんなもんだいがでてくる。

ともだちと、なかよくしなくちゃね？

いじめっこは
ともだちじゃない

せんせいは、こういうよ「ともだちと、なかよくしなくちゃね」。

これが、もんだいその２なんだ。
こんどは、せんせいのもんだいなんだけど「あら、そうなの、じゃあせきがえしましょうか」とは、ならないよ。
「わかったよ、だけど、ともだちと、なかよくしなくちゃね。となりのこにも、なかよくしなさいっていっておくよ」
せっかくそうだんしたのに「ええぇ、そりゃないよ〜」じゃない？
「ともだちどうし、なかよくしょう」って、ともだちとは、なかよくしたほうがいいけど、いじめられてるのに、いじめっこは、ともだちじゃないよ。

せんせいが、じぶんよりも、クラスをたいせつにしているのがもんだいなんだ。

がっこうが「へいさてき」

おさるのがっこうは
おゆのなか～♪

がっこうが「へいさてき（せかいとつながってない）」なのが、３ばんめのもんだいなんだ。

たとえば、けいさつががっこうにきたっていい。

みんせいいんさんだって、がっこうにきたほうがいい。

どうしてかというと、いじめられたこどもたちが、にげるばしょになるからなんだ。

そのほかにも、せいかつしどういんさんだって、こうつうしどういんさんだって、りんしょうしんししさんだって、がっこうにきたほうがいい。

もうちょっというと、おみせのひとだって、かいしゃのひとだって、びょういんのひとだって、おとうさんだって、おかあさんだって、いもうとや、おとうとだって、にいさんや、ねえさんだって、がっこうに、きたほうがいいんだ。

がっこうが、しゃかいとつながるって、ことなんだ。

にげることは、いちばんたいせつ

しらんぷりして
にげる

にげることは、いちばんたいせつなんだ。

おとなだって、にげてるんだよ。
しつこい、おきゃくさんや、めんどくさい「じょうし」、しゃちょうや、こうちょうせんせい。
「まともに、つきあってたら、みがもたんよ～」なんていいながら、ちょっと、きょりをおいているんだ。
パパとママだって、いつもベッタリしてないよね。
おだいどころと、リビングくらいは、いつだって、はなれているよ。
しょうがくせいだったら、おともだちとは、いっつも、ちかくにいていい。
だけど、めんどくさくなったら、１メートルずつ、きょりをとるといいんだ。
１メートルでたりなかったら、２メートルにして、それでも、めんどくさかったら、１０メートル。１００メートルって、なるべく、ちかよらないほうがいい。
いじめがあったら、せきがえも、クラスがえも、もしかしたら、てんこうも、にげるために、ひつようなことなんだ。

おとなが、こどもにつめよってはいけない

こんなのが
ちかづいてきたら
こわいよね～

おとながこどもに、「どうなの？」「なんで？」っていいながら、ちかづいてはいけないんだ。
いかく（おどし）といっしょだからだよ。
こどもは、きっと、まどぎわまで、あとずさりするしかない。
（みかけたら、ゆうきあるひとは、ちゅういしよう。みてみぬふりは、ダメだよ）
ぎゃくに、こどもが、おとなにちかずくことは、いいことだとおもう。
「とうちゃん、だっこ」
「ママ、てをつなごう」
そんなときに、おとなは、あとずさりしないとおもうけどね。