手賀沼で実践、現代版カモとり権兵衛の真意について?

2021/07/10

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千葉県に手賀沼(てがぬま)ってあるよね

千葉県に手賀沼(てがぬま)ってあるよね
ボクは茨城県からの帰りだよ


手賀沼は千葉県の県北の我孫子(あびこ)柏(かしわ)にあるんだけど
ボクは冬にかならず行くスポットなんだ
ある寒い日に、茨城県から帰ってきたボクは
もう少し暖かい場所を求めて南下していった
茨城県から千葉県に越境したところで
我孫子(あびこ)ってとこがあって
そこに巨大な池があったんだ
その名は「てがぬま
ボクたちネコが川とか湖とか池とか見かけると必ずやること

それは「おさかなチェック」

それは「おさかなチェック」
こんなのがたべたくなる日だったなぁ


ボクは岸辺(きしべ)まで行って
なにかいないかなぁってのぞきこんだ
寒いから、お魚がいたとしても
手を突っ込んで魚をとる気は全然ない
だけど、いちおうチェックするのがネコの流儀だ
北風びゅうびゅうだった
ボクは北風に押されてもうすこしで落ちそうになりながら
しんぼう強く水面を眺めてみたんだけど
おさかなさんはいなかった
トボトボとあるいて近所にあった神社の縁の下にもぐりこんで
その日は野宿した
翌朝、まだお日様がでてこない時刻だから朝6時かな

さむすぎて目が覚めたら、雪がちらついてる

さむすぎて目が覚めたら、雪がちらついてる
かも、発見かも!

風もあいかわらずびゅうびゅうだ
たきぎを集めに、もういちど手賀沼にいったときに
ボクは「おおー」っと声がもれてしまった
なんと、カモが浅瀬で寝ていたんだ
ボクはカモとり権平(ごんべー)の話を思い出したので
ポケットから靴ひもを取り出して
一匹目のカモにそーっと近づいて
その靴ひもをカモの足に巻き付けた
こういうときは、たしか「ふた結び」?
もう一本の靴ひももポケットから取り出して
となりのカモにふた結び
ひもはこれだけしかなかったんだけど
カモ2羽じゃあおもしろくないから
靴ひもの反対側をそれぞれ

3羽めと4羽めのカモのあしにくくりつけておいた

3羽めと4羽めのカモのあしにくくりつけておいた
あれは、ゆめだったのかなぁ?


それにしてもカモとり権平(ごんべい)さんの話はホントだったんだとつくづく思う
カモたちはぜんぜん気づかないんだ
しかたないから日の出までまってみた
いつのまにか太陽がのぼっていたんだけど
ボクはねむっちゃったみたいだった
お日様はすでに高い位置にあるから朝9時ころかもしれない
それにしても、カモは
まだねてるんかなっておもってよくみたら
カモじゃなくてハトが「ぐっぐっぐっ」ってのどを鳴らしていた
それに驚いたことに

ここは、我孫子駅前ロータリだ

ここは、我孫子駅前ロータリだ
あんた、ハトを食べるき?


なんで?っておもったんだけど
ひょっとしたら、カモだと思ったのはハトだったのかもしれない
水かきがついてたかどうかよく見ておけばよかったんだけど
あるいは、カモが捕獲されたことに気づいて
我孫子駅までとんでいって、そこで靴ひもをはずして
まだ寝ぼけているハトをみつけたんで
ハトのあしに「ふた結び」したのかもしれない
いずれにしても、ボクはカモかハトに運ばれてきたんだと思う
なにしろボクはてがぬまで寝てたはずだし、ここは我孫子駅だから
この出来事以来、ボクはもう一度同じことが起こらないかという
再現実験のために毎年、手賀沼をおとずれているんだ
(おしまい)

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