餃子で有名な宇都宮のホテル東日本でピタゴラスイッチをたのしんでみた

2021/07/03

story travel

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宇都宮にホテル東日本っていうのがあって

宇都宮にホテル東日本っていうのがあって
まいいんでーす


ここは栃木県では有名なホテルらしい
栃木県民の結婚式以上のイベントはだいたいここ、と決まっている
例えば、選挙や講演会、お食事会やディナーショーなんかもそうだね
もちろん結婚式もある
なかには那須で結婚式をあげたいという若者もいるので
結婚式については賛否両論があるけど
ねこのボクとしては、いちどはみておきたい超有名スポットだ
ヒッチハイクで仙台まで行く途中だったんだけど
東北道を北上する自家用車に同乗させてもらって
ついたところがホテル東日本だった
たぶん兵庫県あたりに、ホテル西日本っていうのもあるかもしれない
同乗させてもらった自動車のご家族はそのまま結婚式に行っちゃったので
ボクは子どもたちがクルマからおりてるさいちゅうに
さっさと脱出した

栃木県のホテルというと

栃木県のホテルというと
エレベータに手がとどかない~


ボクんちに同居している店長さんが
宇都宮よりも南にある駅前で宿泊したことがあったんだけど
「国際第一ホテル」っていうところに
いってみたら、そこそこ小さいホテルだったらしい
なまえは立派でも
そこそこっていうホテルは全国にあるんだと思う
ボクはクルマからおりて
トボトボあるきはじめた
ホテル東日本あたりから仙台までのっけてくれるひといないかなぁ
北のほうにあるいていって
近くにあった済生会宇都宮病院のあたりで
ちょっと休憩した
病院っていうのは夕方に散歩でそとを
うろうろしているお年寄りがいるイメージだけど
ここは、そんなことぜんぜんなかった
それでくみたんさんからもらったおにぎりを少しかじって
もういちどホテルのほうにもどってみた
お料理のおいしそうなにおいがただよってる裏口から
なかに入ってみると
有名なホテルのじゅうたんはフカフカだった
由緒あるホテルだから
エレベータとかエスカレータもあるけど
りっぱなかいだんがあったので
ボクはもっぱらかいだんをつかった
食後の運動とか、生活習慣病予防のためじゃなくて
エレベータだとボタンに手がとどかないからだ
さて、三階まであがってくると
さっき自動車にのっけてくれたご家族がろうかにいて

結婚式がはじまるのをまっていた

結婚式がはじまるのをまっていた
じゅにあちゃん
レッドカーペットには
のらないでね


お父さんとお母さんといっしょにいるこどもたちは
ゆいちゃんとあっくんというなまえみたいだ
ボクはベンチシートのすきまから
コロコロわらってるゆいちゃんとあっくんを目でおった
そのうち結婚式がはじまったので
ろうかには誰もいなくなっちゃった
そのすきに、ボクもトイレにいったり
ウェルカムドリンクの白ワインをなめたりしていた
ところで
よくみたら白ワインのテーブルの下に
あっくんのクツがぬぎすててあった
じゅうたんがフカフカだからクツをぬいじゃたんだろうね
新郎新婦が披露宴会場のドアまえで待機してたので
お知らせしようかと思ったけど
ホテルの係の人もいたからそれはあきらめた
「クツがおちてたんですけど、ニヤー」っていったしゅんかんに
係りの人につまみ出されてしまうからね
そうこうしているうちに

新郎新婦と係りのひとも

新郎新婦と係りのひとも
ただいま
ごしょうかいにあずかりました
ねこのじゅにあです


披露宴会場に入っていったので
ボクは作戦をたてることにした
子どものクツにみんながきづいてもらう方法は、っと
まずは、だれかがドアからそとにでてくるとして
ドアが外にひらく
外にひらいたドアが
じゅうたんのうえにころがしてある、ワインボトルにあたる
ワインボトルが円弧をえがきながら
右方向にある案内看板にあたる
案内看板のうえには、ワイングラスのピラミッドが4段作ってあって
ワイングラスのピラミッドがゆれて
てっぺんのワイングラスからワインがこぼれる
こぼれたワインはストローを伝って、電気のコンセントにかかる
コンセントはこぼれたワインでショートして停電になる
停電になったら
係りの人がブレーカをリセットするために
ブレーカボックスを開ける
ブレーカーボックスを開けて
ブレーカーをリセットすると電気がまたつく
電気がついてほっとする係員が
ブレーカボックスのなかにある子どもクツを発見する
全館放送で「停電のおわび」と「くつのおとしもの」の放送がある
という筋書きで、ボクはさっそく作業にかかった
まずは
案内看板の上にワイングラスのピラミッドを作って
ワインをみたして
ストローでワインのとおりみちをつくって
ドアのまえにワインボトルをころがしておく
さいごに、クツをくわえていって
ブレーカボックスにくつを収納すればおしまいだ
はたして、

披露宴会場のドアが開いた

披露宴会場のドアが開いた
ピタゴラスイッチ
きんちょうのいっしゅん


最初に出てきたのはこどものあっくんだった
あっくんはやっぱり、はだしだった
あっくんは、おおいそぎでテーブルにむかって
テーブルの下をきょろきょろなにかさがしている
うしろからでてきたのは、あっくんとゆいちゃんのおとうさんだ
そのしゅんかんに、
ワインボトルが案内看板にぶつかった
そのひょうしに、案内看板の上にあった
ワイングラスピラミッドがざわざわとゆれた
ワイングラスからあふれたワインが
ストローをつたわってコンセントをぬらした
コンセントはワインでぬれてしまったので
電気がショートして
パチって音がして停電になった
ろうかではあっくんが大泣きをはじめる
披露宴会場内ではゆいちゃんがぎゃんなきしているみたいだ
(うまくいった~)
そして、そして
係りの人がダッシュでブレーカボックスを開けている
ブレーカがリセットされたあと
想定どおりこどもクツをもって披露宴会場係りがはしってきた
その15秒後に全館放送があった
ボクは「停電のおわび」と「子どもクツのおとしもの」の放送をききながら
ミッションインポッシブルみたいに、大満足で

東日本ホテルをあとにした

東日本ホテルをあとにした
うまくいった、うまくいった


そのあと、結婚式披露宴がおわってから
ボクはクツ発見のおてがらで
宴会備品置き場に泊めさせてもらったんだけど
(勝手にとまったというほうが正しいけど)
のこりもののおやつをたくさんいただくことができて
その日はしあわせな気持ちだった
よくあさ、ホテルのフロントでチェックアウトしている
ゆいちゃんあっくんおやこを発見した
あっくんはしっかり昨日の黒いかわぐつをはいている
みつかってよかったね、あっくん
駐車場までお見送りしにいったんだけど
やっぱり考えなおして
ボクもそのクルマに乗り込んで
昨日乗せてもらったところまでいっしょに帰ってきた
(みんなには見つからないよう、かくれてね)
仙台までの旅は、そういうわけで、やりなおしになった

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