遺骨ダイヤはニセモノではないかという、痛烈なご意見をいただくことがあります。
今回はこのような疑問にお答えします。
✓遺骨ダイヤはニセモノか?
✓遺骨ダイヤは4C評価の鑑定書がついてくるのか?
✓鑑定書に書かれる4Cで注意することとは?
遺骨ダイヤはニセモノ?天然ダイヤと同じ4Cで評価できれば納得できる?
遺骨ダイヤはニセモノではありません。
- れっきとしたダイヤモンドです。
- ダイヤモンドの原料の炭素を高温圧縮して作っています
- 原料の炭素は遺骨から抽出しています
- 鑑定書がついて届きます
遺骨ダイヤは4C評価の鑑定書がついてくるのか?
すべてのダイヤモンドには世界基準の4C評価を受けることができます。
遺骨ダイヤも同じ4C評価を受けた鑑定書がついて届きます。
その鑑定書は「誰の遺骨から作ったか」を証明する1行も記入されています。
実は、この1行のために遺骨ダイヤのラボでは作業工程ごとにトラッキングが行われています。
トラッキング
ご遺骨から炭素を取り出したあとは、保管場所や形状が変わるごとに確認作業をしています。
ダイヤモンドができあがったときにトラッキング記録をもとに鑑定書に故人の名前が書き込まれます。
鑑定書には4C情報も書き込まれます。
ここから4Cの項目をあげて説明いたします。
カラット
1ct(カラット)は重量単位のことで0.2gに相当します。
その昔、宝石の重さをイナゴ豆(カロブ豆)で量っていた名残だそうです。
(ギリシャ語でKarationはイナゴ豆のこと)
カラー
天然ダイヤでも微量な窒素が混入していると黄色になります。
無色透明(カラーレス)など希少価値(めずらしいこと)が高いダイヤモンドといわれています。
私も知らなかったのですが、カラーレスよりも青、青よりもレッドが希少価値が高いそうです。
遺骨ダイヤのレッドはカラーレスやブルーよりもお求めやすい価格なので、オトクかもしれません。
産出量が少ないことと、欲しい人が多いからです。
天然ダイヤのカラーは、透明Dが最高になっています。
(そのあとZまでアルファベット23段階評価)
遺骨ダイヤの場合は色付きが人気のため「ファンシー」を付けて色を評価しています。
「より自然で」「あたたかみ」のあるオレンジ色が、遺骨ダイヤで一番人気になっています。
※参考記事:遺骨ダイヤのカラーとカラットの考え方
クラリティ
クラリティは、濁りや汚れがないかの評価になります。
クラリティとはダイヤモンドの透明性のことです。
透明ではないダイヤモンドはキズや空洞があります。
それを10倍ルーペで確認して評価していきます。
キズが全然ないダイヤモンドはFL(フローレス)と呼ばれる最高ランクになります。
ルーペを使わず肉眼でもキズを見つけられる最低ランクのものまで、11段階に分けられています。
カット
カットはダイヤモンドの評価というよりは、ダイヤモンド職人の技を評価したものです。
- プロモーション(全体的なバランス)
- 仕上げ(研磨)
- 技術(技巧)
の3点を減点方式で5段階評価します。
鑑定書に書かれる4Cで注意することとは?
世界基準の4Cで鑑定された後、ダイヤモンド本体と一緒に届きます。
この4Cで、一番わかりやすい指標はカラットだと思います。
申し込みしたカラット(重さ)より少し小さかったり、ずいぶん大きいダイヤができあがったりします。
(重量範囲があって、その範囲外になった場合は差額を返金してもらえます)
※大きなダイヤモンドが届いた場合は追加の支払いは不要
だからといって、カラットでよろこんだり、悲しまないようにしましょう。
遺骨ダイヤのカラットもまた、ご遺骨の個体差によって変ってきます。
運や個性といえるのかもしれません。
まとめ|遺骨ダイヤはニセモノ?天然ダイヤと同じ4Cで評価できれば納得できる?
炭素から作るダイヤモンドは、オレンジ色の太陽のようなダイヤモンドです。
天然ダイヤモンドと同じ世界基準4C評価をうけてダイヤモンドと一緒に届きます。
4C評価には、カラット・カラー・クラリティ・カットがあり、客観的な価値を表しています。
私には「ダイヤモンドになった故人の個性」を表しているように思えます。
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