遺骨ダイヤはうそじゃないか?と聞かれました。
どうやら、ダイヤモンドが人工的にできるわけがないと思われているからのようでした。
今回はこのような疑問にお答えいたします。
✓人工ダイヤモンドは技術的に可能なのか?
✓天然ダイヤのでき方は?
✓初めて人工ダイヤが作られたのはいつ頃?
✓初めて遺骨ダイヤが作られたのはいつ頃?
天然ダイヤモンドのでき方と同じ方法で遺骨ダイヤを作る>合成ダイヤは1980年、遺骨ダイヤは2004年にできました
どちらも同じ、高温高圧をかけてダイヤモンドができます。
大きな違いは、手元に届くまでの時間が数百万年と数か月の違いという点です。
人工ダイヤモンドは技術的に可能なのか?
人工ダイヤモンドは技術的に可能です。
※注意:本来は合成ダイヤモンドと呼ぶのが正しいのですが、合成ダイヤモンドというと2つの成分を混ぜて作ったダイヤモンドと勘違いしやすいので人工ダイヤモンドと呼んでいます。あるいは人造ダイヤモンド。
※参考:遺骨ダイヤはジルコニアか?
人工ダイヤモンドから数えて遺骨ダイヤは第3世代に当たります。
- 第一世代:工業用のダイヤモンドしかできなかった
- 第二世代:宝飾用のダイヤモンドが作られるようになった。
- 第三世代:遺骨ダイヤが作られるようになった。
第二世代は、クラリティの高い(空洞やひびが少ない)大きなダイヤモンドが作られるようになりました。
第三世代は、あらゆるものから炭素を抽出できるようになったことが大きな改良点です。
天然ダイヤのでき方は?
天然ダイヤは地下150kmで炭素が高温高圧をかけられて結晶化したものです。
火山活動によって地上に押し上げられ、150万年かけて人の手に届けられます。
地下150km
地下150kmというと、鳥取県にある大山(だいせん)は1,709mですので、地下150kmは大山の100個分になります。
東京駅から水平方向に150km離れた場所は、
- 東海道線 静岡県富士駅(146.2km)
- 中央線 山梨県韮崎駅(147.0km)
- 東北線 栃木県西那須野駅(151.8km)
です。
地球儀をみるとわかりますが、150kmというと地球の表面からほんの少しだけ内側なだけです。
それでも、新幹線で行くと1時間かかります。
高温
ダイヤモンドが作られる地下150kmは、高温のマントルの中です(1,600℃)。
ほとんどの金属が液体化している世界です。
液体化した金属の中でダイヤモンドは徐々に結晶化していきます。
初めて人工ダイヤが作られたのはいつ頃?
地下150kmの高温高圧を人工的に作り出すことで、人工ダイヤモンドが作られるようになりました。
ダイヤの量産に成功したのはGEです(ゼネラルエレクトリック:エジソンの作った会社)。
それは米ソ冷戦時代の1950年代です。
冷戦後、ソ連の軍事関係のエンジニアが多数、人工ダイヤ技術に転向したといわれています。
最初は工業用ダイヤしか作られませんでした。
宝飾用ダイヤモンドがつくられたのは1970年で、やはりGEでした。
その後10年たった1980年には、天然ダイヤモンド以上の品質で人工ダイヤモンドが作られるようになりました。
初めて遺骨ダイヤが作られたのはいつ頃?
2004年にアメリカで、初めて遺骨ダイヤが作られました。
人工ダイヤモンドの技術が確立されてさらに20年たった頃ということになります。
いまから20年前のことです。
まとめ|天然ダイヤモンドのでき方と同じ方法で遺骨ダイヤを作る>合成ダイヤは1980年、遺骨ダイヤは2004年にできました
天然ダイヤは地下150kmの高温・高圧で炭素がダイヤモンド結晶化したものです。
同じ作り方を人工的にまねて、1950年からに人工ダイヤモンドが作られるようになりました。
初めて遺骨ダイヤが作られたのが2004年です。
現在のラボでも、作り方は変わっていません。
遺骨ダイヤの申し込み・問い合わせ連絡先・ホームページ:vt250.blogspot.com/2021/06/blog-post_3.html
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